解説!家づくりの専門用語〜外壁・屋根編
工務店女子による建築専門用語集です!
こちらのページでは外壁工事に関する専門用語について載せていきます☆
外壁工事内訳
①外壁材の種類
②破風板
③軒天
④軒天換気部材
⑤防水シート
⑥防水テープ
⑦コーキング
⑧屋根の種類
⑨樋・板金工事
1「外壁の種類」
外壁の種類はたくさんありますが山内住建で施工事例がある
窯業系サイディング材・ガルバ二ウム合板・現場塗装・塗り壁
この4種類についてご説明させていただきます。
窯業系サディング材
窯業系サイディングは、セメント質と繊維質などの原料を板状に形成したもので、近年の住宅でもっとも多く使用されており、70~80%のシェアを誇ります。
コスト・機能性・デザイン性など、他の外壁材と比較しても総合的に優れていて、色柄も豊富、施工も比較的容易なのが人気の理由です。
耐用年数は性能や日当たりにより様々ですが劣化してくると
・つなぎ目の埋めるシーリングが剥がれる
・サイディングボードが反る
・サイディングボード自体が剥がれる
・チョーキング(触った時に白い粉がつく)
などの症状が現れます。上記の症状に注意して定期的にメンテナンスしましょう。
ガルバ二ウム合板…
ガルバリウムは金属系サイディングの中で最も主流となる存在です。
外壁材の中では軽量で地震対策にもなります。
デザイン性もあり耐久年数も長めとなりますが、窯業系に比べコストが高めとなります。
現場塗装仕上げ
無塗装のサイディングにローラーや、空気圧の吹付をしたり塗装します。
ツブツブした粗い表面や、つや消し効果があり、自然石などの風合いに近いのが特徴です。
好みの色を選べたり、外壁に多彩な表情を演出できるのがメリットです
上記の外壁に比べ耐久性が低く、汚れがつきやすいのが欠点です。
塗り壁仕上げ
塗り壁の魅力は、色や模様の種類が多く、デザインの自由度の高さが大きな特徴です。
耐久性の高い塗料も開発され、丈夫さも兼ね備えた塗り壁が増えています。
重厚感や高級感がありますが、手間暇がかかるため他の外壁に比べコストが高くなります。
ひび割れや雨汚れも必ずつきますのでメンテナンスも必要です。
②破風板 ③軒天
破風板…
破風とは、上の図で破風と指すこの部分のことを言います。
屋根の妻側の端の部分のことです。そして、そこに取り付けられている板のことを破風板と言います。
軒天…
軒天(のきてん)とは、建物から伸びている、屋根の裏側部分のことです。 屋根は建物の天井を覆うようにかぶさっていますが
天井からはみだして、建物の外壁の外側に突き出している部分があります。 ここを軒と呼び、その裏側が、
軒の天井ということで軒天と呼ばれています。
鼻隠し...
鼻隠し(はなかくし)とは、屋根の軒先に取り付けられている板材のことです。 かいつまんで言うと、
「雨樋を取り付けている板」「雨樋の裏側にある板」のことです。
④軒天換気部材
住宅を長く快適に保つために小屋裏(屋根裏)換気が重要です。屋根裏から壁内の換気を効率よく行うための部材です。
⑤防水シート
外壁の雨の侵入を防ぐシートのこと
山内住建は遮熱性の透湿防水シートを使用しています。
⑥防水テープ
防水性がある特別仕様のテープを、サッシ廻りの防水処理としてはっています。
⑦コーキング
※写真を撮影出来次第記載いたします。
⑧屋根の種類
陶器瓦
陶器瓦とは、粘土瓦の一種。
日本の屋根、といえば粘土瓦!
粘土瓦のいいところは、美観が長持ち 塗り替えがいらない 小屋裏が熱くならない
雨音が気にならない 地震に強い耐震性 台風に強い耐風性 雪にも強い耐寒性
ですが、キューブ型などの緩やかな勾配の屋根のモダンな外観のお家には不向きかもしれません。
ガルバリウム鋼板
ガルバリウム鋼板は、犠牲防食機能(亜鉛が犠牲となって腐食することにより鉄の腐食が防止されること)と、
アルミの長期耐久性を併せ持っているため、従来のトタン屋根に比べ3~6倍の耐久性を誇ります。 加工が容易な鋼材なので、
場所を選ばず住宅に使われています。
こちらのお写真はガルバリウム鋼板の屋根です!
山内住建ではガルバリウム鋼板の施工事例が多く、
見た目もスッキリとスタイリッシュですが陶器瓦と比べると
メンテナンスをする必要があります。
半永久的にメンテナンス要らずなのは陶器瓦屋根です。
陶器瓦屋根にも洋瓦などオシャレな瓦もあります!
⑨樋・板金工事
(1)土台水切り
土台水切は、外壁の一番下に取り付けて見切りをつけ、伝い落ちる雨水を外へ誘導する部材(水切り)をいいます。
(2)雨樋(縦)
雨樋(縦)とは、屋根の雨樋で溜めた雨水を地上に流す為、 軒から地面まで垂直に取り付けられた雨樋を指します。
(3)雨樋(横)
軒下に敷設して屋根からの水を集めて流す役割を担う。