【実例付き】30坪以下の平屋で4LDKの間取りは可能?ZEH性能も備えた具体的事例をご紹介します
4つの個室とLDKがワンフロアでそろう4LDKの平屋の住宅は、4〜5人家族にぴったりの間取りです。さらに平屋の住宅には、バリアフリーであることなどたくさんのメリットがあります。
一方で「平屋は広い土地がないと無理」と諦めてしまっている方も多いもの。
そこで今回の記事では、30坪以下の平屋で4LDKの間取りは可能なのかや平屋住宅の注意点、最近人気のZEH住宅について詳しく見ていきます。
30坪以下で4LDKの平屋は可能か?
30坪以下で4LDKの平屋の住宅を建てることは可能です。
しかし、狭い土地で平屋を建てるにはいくつか注意しておきたいポイントがあります。
駐車スペースや庭の確保
平屋の住宅を建てる時、注意しておきたいのが駐車スペースや庭の確保です。
住宅には、建物の面積だけではなく駐車場が必要です。車種や所有台数に合わせた大きさの駐車場スペースの確保も頭に入れておきましょう。
また、せっかく住宅を購入するのだから、庭やウッドデッキなどの屋外スペースを作りたいと考える方も少なくありません。その場合も、スペースを確保できる面積のある土地を選ぶようにしましょう。
収納スペースの確保
平屋の4LDKの住まいでは、限られた面積のなかに居住スペースと収納スペースの両方を十分に確保しなくてはなりません。
設計段階からよく話し合って収納スペースを確保するようにしましょう。
小屋裏や中二階を作ることで収納スペースを作ることができます。
小屋裏収納を作るときは、大きな荷物を持っていても安全に上り下りができるよう固定階段の設置をおすすめします。
中二階を作ることで、収納スペースを確保できる他、書斎やキッズスペースなどを作ることもできるのでおすすめです。
30坪以下の4LDKの平屋をつくる間取りのポイント
30坪以下の狭い土地で4LDKの平屋住宅を作る際の間取りのポイントを見ていきます。
平屋の住宅を建てる際には、平屋にしかないポイントがいくつもあります。
これから紹介するポイントをしっかりと抑えて、理想の平屋の間取りを考えていきましょう。
採光を考えた間取り
4LDKの平屋は、2階建ての住宅に比べてワンフロアが広くなりがちです。
そのため、どうしても部屋の中心部などは太陽光が届きにくくなってしまいます。
採光のためには、LDKの一部を勾配天井にして高窓を付けたり、L字型やコの字型の家にしたりといった工夫が必要です。
風通しを考えた間取り
室内を自然の風が通る心地よい空間にするために、風通しを十分に考えた間取りにしましょう。
平屋の住宅は、2〜3階建て住宅のように上階から風通しを確保することでがきません。
さらに4LDKの平屋の場合、1階にたくさんの部屋があることから、壁の枚数が多くなりがちです。壁で風の通り道を遮らない工夫が必要になります。
風の通りを良くするために、南北に窓を設置するのがおすすめです。
東西でも風は通りますが、日本の気候の性質上、東西に設置したほうがより多くの風を室内に取り込むことができます。
生活動線をシンプルに
平屋の4LDKの間取りは、どうしても生活動線や家事動線が長くなりがちです。
毎日を過ごす家なので、快適な生活動線や家事動線の確保はとても重要なポイントです。
妥協せずに理想の動線を考えましょう。
動線を短くシンプルにするには、水回りを1か所にまとめることが大切です。
洗濯機や脱衣、風呂場などをまとめることで快適な動線をコンパクトに収めることができます。
風呂場と洗濯機が離れた場所にあると、脱いだ服を洗濯機に入れるために移動しなければなりません。
全てが1か所にまとまっていることでその生活の中の小さな手間を省くことができます。
プライバシーの確保
子ども部屋や寝室などの個室とLDKはできるだけ離しておくことをおすすめします。
来客時のプライバシーの確保はもちろんのこと、家族間でも最低限のプライバシーを確保しましょう。
主な生活スペースであるLDKが隣にある子ども部屋は、リビングの物音が気になり、勉強や睡眠の妨げになる可能性があります。
子どもが友達を連れてきた時などは、遊びに来た友達も家族も物音が気になって落ち着かないなどの事態になりかねません。
狭い土地に平屋を建てる場合、プライバシーの確保はとても難しいですが、住み始めてからのことを想像しながら間取りを考えましょう。
外観の形状を考える
平屋の住宅の外観は、どうしても単調になりがちです。
おしゃれな平屋を建てたいのであれば、外観の形状を工夫してみましょう。
屋根を片流れの動きのあるデザインにしたり、コの字型やL字型にしたりすることで、印象的でおしゃれな平屋住宅になります。
ZEH住宅のメリット
住宅を検討していると、「ZEH」という言葉を耳にする機会が多いと思います。
なんとなく聞いたことがあっても、その意味まで理解している方は意外と少ないのではないでしょうか。
ZEH住宅にはたくさんのメリットがあります。さらに、平屋のZEH住宅には、平屋独自のメリットが。
ZEH住宅とはどのような住宅のことなのか、平屋のZEH住宅にどのようなメリットがあるのか、詳しく見ていきましょう。
ZEH住宅とは?
ZEHとは、「net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)」の略称で、エネルギー収支を実質ゼロにする家のことです。
ZEH住宅なら、家庭で消費するエネルギーと太陽光発電などで発電するエネルギーのバランスを取り、1年間で消費するエネルギーを実質ゼロにすることができます。
高断熱で省エネを実現する家でもあります。
一般的なZEH住宅のメリット
ZEH住宅には、さまざまなメリットがあります。
ZEH住宅のメリットについて、具体的に見ていきます。
光熱費の削減
まず、ZEH住宅の一番のメリットはなんといっても光熱費が削減できることです。
発電して余った電力は電力会社に売却できるので、売電収入を得ることもできます。
非常用電力を蓄えられる
太陽光発電で生み出した電力を蓄電できる設備を整えれば、発電した電力を蓄えられるので、災害時の非常用電力として活用できます。
資産価値が高い
住宅の省エネ性能を評価する「BELS」という認証制度において、ZEH住宅は高く評価されます。BELSの評価は、住宅の売却の際の資産価値を決定する際に大きな評価基準となります。そのため、将来売却などを行なう際にZEH住宅であれば、資産価値が高いと判断される可能性が高くなります。
単純に、太陽光発電設備と蓄電設備が整っていること、光熱費が安く済むことだけでも、売却の際に高値が付く十分な理由になるでしょう。
1年中快適な住環境
ZEH住宅には、断熱性能が高いという特徴があります。そのため、冬は暖かく夏は涼しい快適な家になります。
断熱性が高いことで、部屋同士の温度差がほとんどなく、冬場などに心配なヒートショックを予防することもできます。
平屋のZEH住宅のメリット
ZEH住宅にはたくさんのメリットがあることを説明しました。
次に、平屋のZEH住宅ならではのメリットを説明します。
エネルギー効率が良い
平屋の住宅は、一般的な2〜3階建て住宅に比べて、エネルギー効率が良い傾向にあります。
単純に住宅の表面積が小さいので、それだけ外部に逃げていく熱の量を減らすことができます。
無駄のない広すぎない家にすることで、消費電力を最小限にすることができるのです。
太陽光発電パネルの積載量を増やせる
通常の2〜3階建て住宅に比べて、平屋の屋根は太陽光発電パネルの積載量を増やすことができます。
屋根を片流れにすることで、小さな延床面積の平屋住宅でも屋根の表面積を広げることができるので、より効率よく発電ができるのです。
【実例紹介】26.55坪の4LDKの平屋「自由家 大川田の家」
ここからは、山内住建の平屋のZEH仕様のモデルハウスの実例を紹介していきます。
こちらの住宅のテーマは、快適でちょうどいい平屋。
27坪の4LDKの平屋です。
高断熱、太陽光発電パネルを搭載したZEH住宅です。
片流れの屋根に太陽光発電パネルを設置しています。
ネイビーの外壁に木目調の玄関ポーチがアクセントのシックな外観です。
玄関にはたっぷりの土間収納。
土間収納はベビーカーなどの収納にも便利です。
LDKは16帖で、狭すぎず丁度いい広さです。
LDKの隣にはバリアフリーな続き間の和室。
来客時などに活用できます。
キッチンの横にはパントリーを設置。
収納もたっぷりです。
子供部屋は1部屋9帖で広々使えます。
将来は間仕切りで2部屋にすることも。
LDKにエアコンが1台設置されています。
断熱性能が高いので、エアコン1台で家中快適です。
こちらのモデルハウスの詳細はこちらをご覧ください。
まとめ
狭い土地でも4LDKの平屋を建てることができることを紹介しました。
また、ZEH住宅のメリット、平屋のZEH住宅のメリットについても解説しました。
これから平屋の住宅を検討する場合は、ぜひZEH住宅についても考えてみてください。
山内住建なら、一人ひとりに合ったZEHの平屋住宅をご提案いたします。
長崎県大村市周辺で戸建て住宅をご検討なら、ぜひ一度山内住建にご相談ください。